ミニフォーラム8

2023年6月18日(日)15:15~16:45【会議室2102 座席数192】

九州における花と緑のまちづくり
~「多年草ガーデン」の活用と管理・運営~


■目的

 昨年の日本造園学会全国大会では北海道ガーデン街道の取り組みが紹介されたが、各地で多年草(宿根草)を用いたガーデンが取り入れられはじめており、九州でもその潮流がみられる。宮崎県綾町では自然と共生するまちづくりを実践しており、単年草(一年草)の植栽地の一部を多年草ガーデンに変更し3年が経った。また、宮崎市中心市街地の「花みちプロジェクト〜高千穂通りを花で元気に〜」、シーガイア周辺の国際海浜エントランスプラザの「木漏れ陽のガーデン」、熊本市中心市街地「NEO GARDEN PROJECTスポンサー花壇」、福岡市植物園の「ねづくプロジェクト」と街の中に多年草が用いられている。これらに関わるガーデナーやコーディネーターらは、運営や維持管理方法、ボランティアのあり方、ガーデナーの養成についてなどを情報共有し、新たな展開を模索している。今回のミニフォーラムでは、九州のおける多年草を用いたガーデンについて、活用事例、管理・運営などそれぞれの取り組みをご報告いただき、まちづくりにおける多年草ガーデンの意義・役割、今後の展開について議論し情報共有する場としたい。
 

■主な参加者と役割

<パネラー①>
 宮崎県綾町 建設課 建設係 係長 田牧良氏
 宮崎県綾町が目指すまちづくり、多年草ガーデンの役割、シルバー人材センターの活用など
<パネラー②>
 熊本「Neo Green Project」スポンサー企業との関わり、ふるさと納税の取り組みなど
 熊本市 都市建設局 森の都推進部 花とみどりの協働課 永野康裕氏
<パネラー③>
 福岡市植物園「ねづくプロジェクト」ガーデナーが考える市民ガーデナー育成についてなど
&green(アンドグリーン株式会社) 代表取締役 卜部仁美氏
<パネラー④>
 宮崎「花みちプロジェクト〜高千穂通りを花で元気に〜」におけるボランティアの実態など
 (一財)日本修景協会宮崎支部 グリーンアドバイザー 牛牧紗智子氏
<パネラー⑤>
 福岡市「一人一花運動」と造園業界の関わり、社内ガーデナーの必要性についてなど
 (一社)福岡市造園建設業協会 理事・事務局長  (株)中村緑地建設 代表取締役 中村寛孝氏
<コーディネーター>
 南九州大学 環境園芸学部 牧田直子
 

■連携する団体

 宮崎県綾町、熊本市、福岡市、(一財)日本修景協会宮崎支部、(一社)福岡市造園建設業協会