学生公開デザインコンペ

 

学生公開デザインコンペ

デザインテーマ

Landscape × Well-Being
~ランドスケープによる21 世紀型成長戦略の提案~

 公益社団法⼈⽇ 本造園学会では、2023 年度全国⼤会の⼀環として、以下の募集要項により学⽣公開デザインコンペを実施しました。

 

2023年度 日本造園学会全国大会 学生公開デザインコンペ

デザインテーマ Landscape × Well-Being ~ランドスケープによる21 世紀型成長戦略の提案~

◆入賞作品の紹介

(登録番号をクリックすると作品をご覧いただけます)

 

最優秀賞  

健康増進型観光都市

登録番号 010
神野彩乃、茂木彩夏、小杉真子(京都芸術大学大学院 環境デザイン領域)

 

優秀賞※登録番号順

常しえの杜

登録番号 031
三浦樹、大崎鈴奈(東京農業大学大学院地域環境科学研究科)、
糟谷奏海、米川光咲(東京農業大学地域環境科学部)

 

SOHO 2.0 「ワーキングホリデー」

登録番号 060
孫夫昊、崔景舒、張思漢、渡邉優、炭村匠海(千葉大学)

 

入賞※登録番号順 

太陽のこども!「ワクいく」計画

登録番号 002
堤彩奈(京都芸術大学 大学院 芸術環境専攻 建築・環境デザイン領域)、
重留里咲(九州大学 大学院 芸術工学府 芸術工学専攻)

 

宮崎パレット 三原色から生まれる新たな色で未来を描く

登録番号 006
前川桃香、陳許斗南、謝定、大場丈嗣、若林英範(東京農業大学)

 

ひとつなぎ

登録番号 007
中野渡凌(東京大学工学部社会基盤学科景観研究室4年)、
長谷川碧(法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科景観研究室3年)、
權才鉉(早稲田大学創造理工学部建築学科渡邊大志研究室3年)

 

風景を繋ぎ、人を繋ぐ

登録番号 012
千葉悠哉(日本大学大学院理工学研究科建築学専攻1年)、
松尾拓実、栗原希弥、荻野隼弥(日本大学理工学部建築学科4年)

 

松とともに育つまち

登録番号 027
近藤智貴、若松南海、矢野滉希、荒井梨緒(早稲田大学創造理工学研究科建築学専攻矢口研究室)

 

連関する恵み 江田川を中心とする生活と観光

登録番号 028
味方唯、糸賀大介、鈴木孝之、池上恵美、各務弓太(早稲⽥⼤学⼤学院創造理⼯学研究科)

 

Re:cycling サイクリングを用いたまちづくりネットワーク再生

登録番号 036
炭村匠海、櫻庭由樹、保阪日南子、宮園茉莉亜(千葉大学大学院園芸学研究科)

 

奨励賞

ヒカリの杜 永遠の杜

登録番号 030
長井海音(群馬県立藤岡北高等学校 環境土木科 3年)、
赤岩咲希 (群馬県立安中総合学園高等学校 生物資源系列 3年)、
明石倫 (群馬県立安中総合学園高等学校 生物資源系列 3年)、
嶋﨑千恵(群馬県立藤岡北高等学校 環境土木科 2年)、
立石詩穂 (群馬県立藤岡北高等学校 環境土木科 2年)

 

 

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◆一次審査通過作品

002006007010012027028
030(高校生作品)、031036060

■デザインテーマ
Landscape × Well-Being ~ランドスケープによる21 世紀型成長戦略の提案~

■公開デザインコンペの趣旨

 宮崎県は、天孫降臨や神武東征等の日向神話の太古からの歴史文化に培われた風土を有しています。本コンペ対象地である、日向灘の海岸沿にあり、防潮植栽のクロマツ林に囲まれた約35ha もの宮崎県立阿波岐原森林公園(宮崎県宮崎市)のなかにも、イザナキ・イザナミに由来のある「みそぎ池」や「江田神社」等の神話に関連する場所が継承されています。そして、逆に近代的なリゾートホテルの「フェニックス・シーガイア・リゾート」や名門ゴルフコースの「フェニックスカントリークラブ」、花とみどりの拠点である「フローランテ宮崎」や「英国式庭園」「市民の森」、人工ビーチの「サンビーチ一ッ葉」やヨットハーバーの「サンマリーナ宮崎」等が整備されているエリアでもあり、宮崎県を代表する一大観光拠点となっています。
 これらの歴史文化と自然環境、そして観光施設群等が集積するエリアでもありますが一方、地方都市の課題となる、もうひとつ地域観光産業や市民サービスの活性化に至っていないところがあります。将来的な都市経営を考える上には、今後のこのエリアの持続可能な発展策をどう考えて行くべきか、その方策が今求められているところであります。
 そこで本コンペでは、この宮崎県宮崎市の宮崎県立阿波岐原森林公園を対象に、「Landscape × Well-Being ~ランドスケープによる21 世紀型成長戦略の提案~」をテーマに、宮崎県の地域性を考慮した未来の地方都市の幸福と発展に寄与する新たな提案を募集します。学生の皆様から、既存施設のあり方をあらためて考えて頂き、それらが連携して成長発展できる、学生の皆様からのフレッシュで斬新な21 世紀型の持続的発展に繋がるランドスケープ・プラン&デザイン案を期待しています。

■対象地

 宮崎県宮崎市の阿波岐原森林公園(宮崎県立、宮崎市立、民間リゾート施設)を拠点とした周辺地区、地域を主な対象地とします。観光拠点の青島周辺や日南海岸国定公園、特別史跡西都原古墳群の公園等を含む広範囲な地域設定や宮崎県全体の提案でもかまいません。広域スケールのランドスケープ・プランを展開する際も、「阿波岐原森林公園」の位置づけを明確にしてください。

■応募資格

1) 応募資格は⾼校⽣、専⾨学校⽣、短⼤⽣、⼤学⽣、⼤学院⽣の個⼈またはグループとします。登録時に学⽣であれば応募時(作品提出時)に社会⼈でもかまいません。なお、⾼校⽣は⼀次審査のみとし、⼀次審査終了後、⼊賞者に連絡します。
2) グループの応募は5名以内とし、代表者を1名選定していただきます。
3)専⾨分野は問いません(ランドスケープ、都市計画、⼟⽊ 、建築、デザイン等)。
4)パネルは⽇本語または英語、プレゼンテーションは⽇本語とします。英語のみを使⽤する者が応募する場合は、⽇本語によるプレゼンテーション(質疑応答を含む)が可能な者と組んで、グループで応募してください。
5)南九州大学(予定)で⾏われる2023 年6⽉ 16 ⽇(⾦)の⼆次審査会(公開プレゼンテーション)と、同大学で⾏われる6⽉ 17 ⽇(⼟)の表彰式への参加が求められます。グループによる応募の場合は、⼆次審査会および表彰式への全員の参加に努めてください。
6)応募作品は未公表でオリジナルなものに限ります。アイデアや表現等における他者の作品との極端な類似が⾒てとれる等、作品のオリジナリティが疑われる場合は、その作品を失格とする場合があります。

■スケジュール

1)登録期間 :2023 年2⽉6⽇(⽉)〜4⽉ 21 ⽇(⾦)
2)作品の受付:2023 年5⽉1⽇(月)〜5⽉8⽇(月)
        (郵送必着)
3)⼀次審査会:2023 年5⽉14 ⽇(⽇)(予定)
         ※一次審査通過者への通知:5月中下旬
4)⼆次審査会:2023 年6⽉16 ⽇(⾦)
         @南九州大学都城キャンパス(予定)
5)審査結果発表・表彰式:2023 年6⽉17 ⽇(⼟)
         @南九州大学都城キャンパス(予定)

1)応募には事前登録が必要です。上記の登録期間中に必要事項を記⼊の上、件名を「公開デザインコンペ登録希望」としたメールを送付してください。登録希望のメールを送付された⽅に、登録番号を発⾏します。応募希望者の登録番号受理をもって登録完了とします。
2)必要事項は、個人の場合、①⽒名、②所属、③住所、④ E メールアドレス、⑤電話番号、グループの場合、全員の①⽒名、②所属、代表者の③住所、④ E メールアドレス、⑤電話番号となっています。
3)応募および問い合わせ
 学⽣公開デザインコンペ事務局:jilacompe[atmark]jila-zouen.org(担当:林)
※[atmark]を@に置き換えてください
4)登録の注意事項は、期間を厳守してください。期間外の登録は受け付けません。また、登録受付の   返信メールが届かない場合は登録期間内に問合せてください。そして、登録メールの送信記録を⾃分で保存してください。

■質疑応答・現地見学会

 現地⾒学会は⾏いません。参考となる資料(平面図等)は、登録後に事務局からメール送信いたします。
 質疑についてはメールで事務局宛にお送りください。ホームページ上で回答を公表します。
 各自で現地を視察する場合、対象地およびその周辺地域には多くの市⺠が仕事や⽣活があり、観光地でもあることから、事故を起こしたり迷惑をかけたりすることがないよう、良識ある⾏動をお願いします。

■作品提出および公開プレゼンテーションの方法

1)⼀次審査:提出物
① A1 サイズパネル
・A1(594 × 841 mm)⽤紙2枚で⾃由にレイアウト。
・横⻑⽅向で使⽤し,縦2枚並び。5 mm 程度の厚さのパネル(A0 縦に相当)に貼って提出してください。パネルにはフレームを付けないでください。
・すべてのパネル裏⾯右上隅に5 cm ×5 cm のスペースを設け、「登録番号」を記載してください。送料は応募者負担となります。
・送付先:〒885-0035 宮崎県都城市立野町3764-1
     南九州大学環境園芸学部環境園芸学科(造園学分野)林
     TEL:0986-21-2111
     ※「⽇本造園学会学⽣公開デザインコンペ作品在中」と朱書きしてください。
② PDF データ
・データ転送サービス等を使⽤して送付することとし、1データ50MB までとしてください(50MB を超えるファイルは届かない恐れがありますので、ご注意ください)。
・データはPDF 形式、High Quality で作成してください。
・PDF データのファイル名は「jilacompe(登録番号)」にしてください。
※(登録番号)は登録番号3桁に置き換えてください
(例「jilacompe001」)。
・送付先:jilacompe[atmark]jila-zouen.org 学生公開デザインコンペ事務局(担当:林)
※[atmark]を@に置き換えてください
2)応募作品の条件
 ⼿描き、CAD、CG、模型写真等、平⾯なグラフィックが含まれていれば形式は問いませんが、審査の際の視認性に⼗分ご配慮ください。そして、具体的な空間デザインとして評価できる表現を必ず⼊れてください。
3)⼆次審査:公開プレゼンテーション
・⼀次審査で選ばれたチームの⽅は、公開プレゼンテーション⽤ファイル(PDF)を6⽉14 ⽇(水)までに事務局まで電子メールへの添付またはデータ転送サービス等を使用して送付してください。二次審査⽇は6⽉16 ⽇(⾦)の予定です。⼆次審査では提出済みパネルに加え、模型やPowerPoint による追加説明資料を認めます(追加のパネルは認めません)。
・⼀次審査を通過したチームについては、学会ホームページへの成果物の掲載をもって公開とみなします。
4)注意事項
 応募者を特定できるような記述は避けてください。そして、図や⽂字を貼り付ける場合は、剥がれ落ちないようにしてください。輸送中に剥がれたものについては、事務局で責任は負いません。

■表彰の内容

・最優秀賞(1点)   賞状,賞金(5万円)
・優 秀 賞(2点)   賞状,賞金(2万円)
・佳  作(7点程度) 賞状,賞金(1万円)

■審査委員会

・審査委員⻑
  包清 博之 氏(九州大学 名誉教授)
・審査委員
  伊藤 慎一朗 氏(一般財団法人 みやざき公園協会 理事)
  関西 剛康 氏(南九州大学 副学長)
  竹内 智子 氏(千葉大学園芸学研究科 准教授)
  竹林 知樹 氏(Takebayashi Landscape Architects 代表取締役)
  平工 詠子 氏(GARDENER – 詠 – 代表)
  宮崎県県土整備部担当

■選考および結果通知

1)⼀次審査(⾮公開)
 審査委員会は、主旨及び課題を総合的に検討し、本学⽣コンペの条件に適合した優れた提案を10 作品程度選考します。
・審査委員会は、提出された応募作品により審査します。
・提出者の名前は匿名で⾏います。
・⼀次審査通過者を⼊賞者とします。
・⼀次審査の結果は、応募者全員に登録されたメールアドレスへ通知します。
2)⼆次審査(公開)
 ⼀次審査で通過された作品の応募者には、6⽉ 16 ⽇(⾦)に開催する公開プレゼンテーションにおいて応募者本⼈による提案内容のプレゼンテーションをしていただき、審査委員との質疑応答の機会を設けます(発表5分、質疑応答10 分)。審査委員会は、⼀次審査通過作品のプレゼンテーションならびに質疑応答を参考に、最優秀賞等の選考を⾏います。
・プレゼンテーションは、⼀次審査提出物と同⼀内容にしてください。説明のためであっても新たなグラフィックを付け加えることはできません。
・盗作防⽌のため、⼀次審査通過作品については成果物を学会ホームページに掲載します。
・⼆次審査の結果は、6⽉ 16 ⽇(⾦)の審査会後に内⽰します。6⽉ 17 ⽇(⼟)の表彰式において正式に発表、表彰されますので、表彰式には参加してください。

■その他

1)審査結果に関する質問や異議には応じません。
2)応募作品およびデータの返却は⾏いません。
3)失格要件
 応募登録⽤紙に虚偽の記載があった場合、および応募作品中に応募者の⽒名や所属の特定、推測ができる表記があった場合は失格とします。また、応募作品に使⽤された図⾯、書類等に関して著作権に関する問題が⽣じた作品については、失格とする場合もあります。
4)著作権
 応募作品の図⾯、書類の著作権は、応募者に帰属しますが、公益社団法⼈⽇ 本造園学会は、本コンペに関して必要な公表、出版についての権利を無料で使⽤できるものとします。また、作品に使⽤する図版、写真等の著作権については、応募者の責任において確認等を行っていただき、本コンペ企画側ではこれら著作権等に関する責任は負いません。
5)公表および出版
 応募作品の全部もしくは⼀部、審査経緯、審査結果、講評等をまとめた「学⽣公開デザインコンペ」の報告を学会ホームページならびに学会誌「ランドスケープ研究」に掲載する予定です。この際、応募者の⽒名、所属を公表します。