2023年6月18日(日)15:15~16:45【会議室2101 座席数192】
変容・進化の進む国立公園行政
~その背景と方向性を考える~
■目的
近年、国立公園をめぐる政策的トピックは多様化している。国立公園満喫プロジェクト、国際観光旅客税による上質化事業、30by30と国立・国定公園総点検、ゼロカーボンパーク等の施策は10年前には存在していなかったが、今日では、いずれも国立公園行政のメイントピックとなっている。これらの新たな施策群は、国立公園行政が大きな質的転換期を迎えており、実質的にも変容・進化しつつあることを表していると理解することができる。
今回のミニフォーラムでは、国立公園行政の変化を表面化・加速化させてきた「国立公園満喫プロジェクト」をはじめとして昨今の政策的トピック群を俯瞰し、それらの目指す方向性について、具体例を踏まえ議論を深める。また、こうした変容・進化の背景として、国立公園の保護概念、利用概念、管理概念(国と地域との関係を含む)が、時代とともに変化してきていることに考察を深める。
■主な参加者と役割
<話題提供>
○自然公園をめぐる近年の動向とその背景(仮題):下村 彰男(國學院大學)
<行政からの報告>
○環境省における国立公園行政の新たな政策展開の現状(仮題):則久 雅司/岡野 隆宏(環境省自然環境局)
○地方公共団体における自然公園行政の取組(仮題):中山 直樹(鹿児島県)
<研究者からの報告>
○国立公園の利用志向の変化と公園管理(仮題):山本 清龍(東京大学)
<民間からの報告>
○民間企業と国立公園の関わり~GOLDWINの国立公園プロジェクト~(仮題):森光(GOLDWIN 事業本部 本部長)
<全体進行(発表・ディスカッション)>
愛甲 哲也(北海道大学)
<ディスカッションにおけるコメンテーター>
下村 彰男(國學院大學)、寺崎 竜雄(日本交通公社)、町田 怜子(東京農業大学)他
■連携する団体
環境省自然環境局、自然公園研究会