【生態工学研究推進委員会】
2023年6月18日(日)13:25~14:55【会議室2102 座席数192】
地域性種苗の多面的価値
■目的
生物多様性の保全を目的とした地域性種苗の利用は進みつつあるが、地域性種苗には、生物多様性の保全に加えて、自然景観の保全、デザインへのインスピレーション、科学や教育に関する知識などの多面的な価値があると考えられる。例えば地域性種苗には、通常の緑化では再現が難しい地域の自然環境・景観を再現できる可能性がある。また、地域産の材料と種組成による環境・景観作りは、地域固有のランドスケープデザインを実現するための新たなきっかけを設計者へ提供する。地域性種苗を利用するためには、事業主、地権者、生産者、設計者、施工者間での合意形成が不可欠であり、生物多様性の保全に関連した関係者間のコミュニケーションを促進する必要がある。本フォーラムでは、地域性種苗に関わる研究者、生産者、設計者、施工者の様々な立場から地域性種苗の多面的な価値について議論する。
■主な参加者と役割
話題提供
國忠 征美((一社)日本植木協会、グローバルグリーンクニタダ):地域性種苗の供給
篠田 貴((株)高速道路総合技術研究所):地域性種苗による生物多様性の保全
八色 宏昌(生態工学研究推進委員会、景域計画(株)):地域性種苗によるランドスケープデザイン
橋本 佳延(兵庫県立人と自然の博物館):地域性種苗の導入による企業用地の価値創造
コメンテーター
大澤 啓志(生態工学研究推進委員会、日本大学)
司会
渡邊 敬太(生態工学研究推進委員会、大成建設(株))
■連携する団体
生態工学研究推進委員会