【街路樹研究推進委員会・グリーンインフラ研究推進委員会】
2023年6月18日(日)13:25~14:55【会議室1101 座席数196】
グリーンインフラとしての街路樹・街路空間のあり方
-街路樹研究推進委員会のこれからを考える-
■目的
我が国の街路樹は、美しい都市景観の主要素として期待される反面、次に示す要因問題が挙げられる。まず、市民要望等の社会的要因、剪定技術の低下等の技術的要因、予算削減等の経済的要因、街路空間における生育環境要因、生育に十分に環境が得られていない生理的要因、単年度工事や評価の不備等の制度上の要因等、街路樹を活用した都市景観の形成に資する環境が不十分な状況である。今後、街路樹の維持管理費削減が想定される中、時間経過とともに、街路樹の成長に伴う大径木化が進行し、地域の顔として形成してきた魅力ある緑の景観を、可能な限り価値を保存し、いかに後世に引き継げるのかが課題ともいえる。
近年では、グリーンインフラによる社会実装を目的に、街路空間における街路樹の生育環境の新しい手法が検討され、試行されている。本ミニフォーラムでは、これらの諸問題を踏まえて、取り組み始められている事例を共有し、実務的側面からの街路樹と街路空間に対してのあり方について意見交換を行う。それに加え本年度より立ち上がった「街路樹研究推進委員会」としての活動の方向性を探るための意見交換を進める。
■主な参加者と役割
・趣旨説明(これまでのミニフォーラムの振り返り)川口 将武(大阪産業大学)
・話題提供1「街路:グレーからグリーンへ」木下 剛(千葉大学大学院)
・話題提供2「宮崎の直轄国道におけるワシントニアパームの維持管理・更新について」
小辻 英俊(国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所 総括保全対策官):依頼中
・ディスカッション
・進行及びまとめ 川口 将武(大阪産業大学)
・コーディネーター 赤澤 宏樹(兵庫県立大学)
・記録 福井 亘(京都府立大学)
■連携する団体
日本造園学会街路樹研究推進委員会・グリーンインフラ研究推進委員会